2013年12月24日火曜日

ピクミン3を面白いと褒めちぎる記事

 何回目のピクミン記事だよ!という話ですが先日遂にピクミンミッションモードで世界記録保持者になれたのでその記念に書きます。愛を語る記事にしてはあっさりしすぎなんだよ!というご指摘も頂いたので、今回は文字数も密度もミッションモードで詰める如く徹底的に書いていくのでよしそんなに好きなら読んでやるよ!って人向けの記事にします。詳しくは続きを読むから







ピクミン3は一粒で三度美味しいゲーム
ピクミン3はボリューム不足とよく聞きますがそんなことはありません。それは単にモードの1つであるストーリーモードしかやっていないから。ストーリーモードは確かに本編とも言えるし、ストーリーをやれば全部やったような気にさえなるくらいいい出来で実際ピクミン1くらいのボリュームがあると言えます。(初クリアは45日)だがしかし、ピクミン3はそんなとこで満足しちゃいけないくらい遊びがたっぷりつめ込まれているのですよ。








 ストーリーモードで言うと前までは各色ごとにオニヨンがあって、それぞれの色のオニヨンの上で呼ぶというのが普通だったんだけど、今回はなぜか合体方式に。ピクミンにも微妙に出自が異なるのかはたまた大人の都合か
旧オニヨン。デザインはこっちのほうが好きかもしれない。





操作性の話で言うとGCで出た2作と違って今回はWiiリモコンプラス+ヌンチャクがデフォルトに。WiiUPROコントローラやWiiUgamepadでも遊べるが基本的にリモヌン以外でやると狙った所に投げるのが難しいため、高記録を狙いたい人やピクミンを極めようとしている御仁はリモヌン一択。他の選択肢は考えにくいです。



 そしてこの画像でも出ていますが、今回はロックオン機能(ヌンチャクcボタン長押し)搭載でより敵を狙いやすくなっています。 その代わり1,2に存在していた整列が消失。ここがなにげに大きくて、1,2は困れば整列しとけばなんとかなる!って部分があったのですが今回はそのごまかしが効かなくなってるのでピクミンにちゃんと指示を出す(投げる)必要性が増しているように感じます。あとはロックオンしている時にヌンチャクを振ると突撃指令が出せます。これは新規機能で一斉突撃ができるので破壊工作などにはとても便利。











 HD画質にもなったので、ピクミン一体一体の動きや行動が凄く見やすくなりました。ストーリーモードはカメラがあってピクミンの動きや景色を撮影できるシステムも搭載しているのでより世界観に入り込みやすい作品に仕上がっています。昔からいる敵が凄い生々しくなっているのもさすがHDと言ってしまいましょうか。






こいつとか凄くキモい刺激的なクオリティに。なぜかピクミンがひっつきにくくなってたり強化が施されてるので、より会いたくなさが増しました。こいつはダメだ・・・こいつの名は・・・・ただ前回と違って一定時間経つと復活するゾンビシステム(命名)はなくなったので、そこは安心できる。ストーリーには一体しかいないので出会ったら死ぬ気で頑張るのだ。











こっちは普通のチャッピー。会いたくはないけど、ミッションモード100時間こなしてるうちに赤ピクミン10匹いれば不殺で倒せるようになる。基本戦法は寝込みを背中から襲って起き上がって振り落とそうとした時に目を狙って驚かせる。これでだいたい無傷で大丈夫。








 今回2色増えたとはいえ前回のピクミンとだいたい同じ能力ではありますが、微妙に変わっています。赤は攻撃力高くて火に強い。青は溺れない、今回はなんと泳げる。その代わりピクミンを助けなくなった。黄ピクミンは高くジャンプできる。感電しない。今回は電気を繋ぐことができる。爆弾岩は黄の特権でなくみんなが持てるように。白紫はストーリーモードには登場しません。ミッションモードで改めて紹介します。そして今回の新色羽根ピクミンと岩ピクミン。羽根ピクミンはなんと飛べるピクミン。飛べるのは最強のショートカットになるので猛威をふるいます。その代わり攻撃力は最低。このへんは使い分けが大事ですね
岩ピクミンは前回までの紫ピクミンにガラス壁破壊能力を加えたようなピクミンで、投げると高威力を発揮します。前回の白紫と違って簡単に増やせるのもあり。
 





 主人公はホコタテ星人でなく、近所の星のコッパイ星に住むコッパイ星人の3人。3人になった分前より戦略が増している他、今回は味方を投げるとある程度行動してくれるようになります。そしてGamepadでここまでいけという指示も出せるので一度で同時にできることが圧倒的に多くなっているのは利点で、より詰め込みプレイに向いています。前よりもキャラ要素が強く性格も強いコッパイ星人なのでホコタテ星人との好みはわかれるかも。キャラの性能差はなし。純粋にカーソルとして主人公を設定したと宮本茂インタビューにも載っております。
 http://www.4gamer.net/games/168/G016837/20130712087/





 あとコッパイ星人も登場します。ルーイとあと・・・・・まあこれは本編のお楽しみ。2をやっていると思わずおお!となってしまうような風景やネタもあったりするので面白いです。
 そしていまさらですがストーリーモードの目的は果物を集めてコッパイ星の食料危機を救うこと。1のようにサバイバルで満ち溢れてる感じではないですが、2のように余裕を感じすぎることも無いくらいのバランス。

星暦20XX年。宇宙の果てでとある星が滅びようとしていた。
その惑星の名前はコッパイ。第五次ベビーブームによる爆発的な人口増加と無計画な気質が原因でコッパイ星の住民はほとんどの食料を食べ尽くしてしまい、深刻な食料危機に陥ってしまったのだ。そこで、彼らは食料のある星を探すべく、無人探査機『スパロウ』を多数宇宙のあちこちへと放ったが、一向に成果は上がらなかった。
誰もが諦めかけたその時、最後の一機から有力な情報が送られてきた。
PNF-404と名付けられたその惑星を調査するため、3人の専門家が招集され、送り込まれる事になった。
27万9千光年の長い航海を終えて惑星PNF-404にへの着陸体制に入った時、宇宙船・ドレイク号は事故により不時着し、3人はバラバラに散ら ばってしまう。隊員の1人であるアルフは、降り立った先で動物とも植物ともとれない不思議な生物「ピクミン」と出会うが、コッパイ星に戻るために必要な 「ワープドライブ・キー」を紛失したことに気づく。ワープドライブ・キーや他の隊員たち、そして明日を生き、母星を救うための食料を求めてアルフはピクミ ンを導いていく…。


今回出てきて欲しかったけど出てきてくれなかった原生生物


タマコキン
どう見ても卑猥な名前で強キャラである。クマチャッピー同様ゾンビシステム搭載。運ぶのにかなりの人数を要する。



ミウリン
師匠。ピクミンを決して殺さず埋め立てて花に育て上げる。ピクミンで一番好きなキャラなんだけどどういうわけか今回不参加。残念でならない





ダマグモ
ピカピカの嫌なやつ。ケダマグモはいてもこのピカピカのやつがいない。HDピカピカダマグモが見たかった。しかしミッション14に・・・・うっ・・・頭が・・・・。あ、キャノンはいいですキャノンは









ミッションモードはピクミンの完成形である。
 150時間はこのモードに捧げているくらい素晴らしいモード、それがミッションモードです。ピクミンマスターから言わせるとこっちが本番です。人によって目標を定められる所が素晴らしく、世界記録に挑戦することも可能であれば人によっては公式目標を超えることを目標にすればいいんです。そしてこっちも制限時間がちゃんとあるのでいかに敵を速く倒すか。効率よく果物を運べるかは超重要になってきます。
 まずはお宝を集めろ!の原生の杜でプラチナメダルを取れるようにがんばりましょう。そこから100時間くらいかければ2100点→8000点くらいは目指すことは可能です。(筆者談)なぜ原生の杜が大事かというと、ここは操作キャラが1人なのでピクミンを操る練習としてこれ以上ないくらい優しいのです。世界記録の8990点目指してガンバ






 現在は6750点まで伸びてます

 私は今プレイ時間200時間ほどですが、ようやくこのステージで世界記録を出すことに5度成功しました。ミーバースでお祝いしてくれる人の存在も大きいですが、スコアを公表してくれるようになったのは素晴らしい。(ver.1.20以降)プレイのモチベーションにもなるし、なにより世界で一番というのを味わうとコレ以上の優越感はありません。(また抜かれたり抜き返したりはする)そして廃人じゃなくてもプラチナメダルを取るだけでも相当考えなければいけないほど大変戦略性に富んだモードであり、ピクミンらしさとは何か。という問いに見事答えてくれたゲームだと言い切れます。




 そして白紫がミッションモードのみで登場します。白は今回ミッション仕様でかなり強化されており、花白ピクミンはゲーム間違えてんじゃないの?ってくらい速いので主にブドウや金塊でありえない働きを見せてくれます。対照的に紫。紫は2で最強のキャラでしたが今回は戦闘力がガタ落ちしています。しかし根本であるピクミン10匹分という仕様は残っていますので、使いどころはあります。ただ2とおなじ感覚で使うと大目玉をくらうのでそこは注意。







意外な名作ビンゴバトルモード
 
 基本的には2の対戦モードと同じです。が、今回は果物を揃えても勝ちになっています。意外に知られてないですがピクミンの対戦は楽しいです。ただ、オンラインで殺伐とするというよりはわいわい言いながら戦う方がいいモードだと思います。勝利へのコツは「いかに速く増やしていかに相手の妨害のヤブレカブレをストックしつつ勝負できるか」ではないでしょうか。とくに相手の動向を見ながらこちらも動くのがベストです。倒した敵をこちらが泥棒するも良し、相手に逃げながらせっせと果物集めるのも良し、果物関係なしに相手のマカロンに向かって突撃するも良し。自分の戦法を確立しながら勝利をめざそう。


                    電撃もいいが落石が凶悪!




 このピクミン3、発売当初アマゾンレビューで不当な評価をされていたのが残念です。シリーズでも最高のボリュームと出来であるにもかかわらず「ボリューム不足」「笛の仕様が」など、ストーリーモードしかしていない状態でしているようなレビューや、「2の方向性じゃないから評価を下げる」という徹底した縦の作り込みではなくピクミンに横の作りこみを求める人の声が大きいという点もあるとは思うのですが、ピクミンはやはりこれくらいつめ込まれているからいいのではないかと個人的に主張したい。
 今のゲームの主流は「作りこみや自由にマップを歩く楽しさを求める」横型のゲームが主流で、こういう「ゴールが明確でそこまでの過程を何回も何回も組み立てる」縦型のゲームが評価されない傾向にありますが、このピクミン3はまさに後者のゲームで、これほどの完成度の高いゲームはなかなかないと思います。「スーパーメトロイド」や「スターフォックス64」のようなゲームが好きな人は買わないと損です。逆に「スーパーマリオ64」や「GTA」シリーズのようなオープンワールドで何でもできる!って方向ではないのでそこを期待すると違和感を覚えるでしょう。結構ステージ以上に「狭さ」をわざと感じさせる作りですので

 普段からゲームには熱い人間ですが、このゲームは一度触らないと損です。「気がついたらこんな時間だやばい!」を味わいたい人、「今のゲームってなんか肌に合わないゲームが多い」と思う人、「何か熱くさせてくれるようなゲームがやりたい!」って人、やってみてください。













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