2014年5月8日木曜日

【雑記】上司にしたい武将ランキングを見て一言

おそらく私が知る超合理的な人物
 
http://next.rikunabi.com/01/sengoku_sengoku/sengoku_sengoku.html

 先日、こんな記事を目にしました。戦国武将で上司にしたいランキングだそうです。このランキングを見た時に「嘘だろ!?」と感じたのでこうやって書いているのですが、
織田信長が一位、徳川家康が二位、上杉謙信が三位だそうです。

 上杉謙信はまだしも織田信長の下で働きたいという人がこんなにいることに驚きました。
なぜなら織田信長といえば「権威主義」「伝統主義」 を否定し、徹底した合理主義とその新しいものへの好奇心で大成功を収めた人物ではあります。しかし彼のもとで働くのは相当苛烈だと思うからです。今回はそんなランキングに適当にツッコミをいれつつ記事にしようと思います。基本的に悪口です。

 私の歴史観に基づいた意見ですので批判、意見はご自由にどうぞ。と言ってもそんなに真剣に考えてるというよりはなんとなく書きたくなっただけです。軽い気持ちでお楽しみください





1位:織田信長の下で働きたい!
→いわゆるブラック企業で働きたいのだろうかと思う
この記事はここを一番書きたかったのですが、信長の配下なんか私はお願いされても避けたい。なぜなら彼は徹底的な合理主義と働ける人を酷使する人物ですので、業績で例えると確実に成果は出してきますが、その分地獄のような日々になると思われます。失敗すると真っ先に切られますし、過去のいざこざをいつまでも覚えているような恐怖の上司であります。
 その上たとえついていけたとしても、優秀な人材は馬車馬のように働かせる人なので本当休みはありません。しかも気前が良さそうな感じがしますが、実際はその辺すごく細かい勘定ができる人なので、実際石高(給料)はきめ細かったといいます。その分昇進するチャンスはもらえるとは思いますが。
  私の歴史観だと織田信長の下で働きたいという人は「よっぽどのマゾ」 だと感じるのです。





 2位:徳川家康の下で働きたい!
→違法のラインギリギリで働きたいのかと思う


  徳川家康。非常に我慢強い人物で、最終的に勝利し江戸時代を築いた人物でありますが、彼を上司にすると法のラインを越えたり越えなかったりが非常にやばいラインで展開される気がして不安でなりません。

 彼の人生非常に「我慢強く耐え切った!」という印象がありますが、実際は桶狭間の戦いの後に即反旗を翻したり、息子と嫁を切腹させたり、極めつけには大阪城の堀を約束より埋めたりと動く時には徹底して動いてる人物です。これは上司的には非常に頼りになるような気もしますが「ヤバくなったら法を犯してでも自分の有利になるように運ぶ」人物でもあります。

 もっと簡単に言うとありえないくらい腹黒い人物です。しかも活躍しすぎて干された例もあるので「出る杭は叩く」上司でしょう。ある意味これは「らしい」気もしますので、江戸時代の思想が現代にまで浸透している文化なのかもしれない。と思ったり。







3位:上杉謙信の下で働きたい!
→かなり独創的な考えの人なので好みがわかれると思う
 トップ3の中では一番マシな上司な気がします。でもこの人も結構なレベルで変人なので、ついていくのが人によっては大変だと思われます。その根拠の最たるエピソードが「敵に塩を送る」ということ。
 この人は熱心な信者さんで、戦国大名ながら結婚もせず、「俺は毘沙門天の生まれ変わりだ」と名乗っていたようで、「信玄の決着は武でつける」と一方的に決めちゃうあたり、かなり「俺の正義」にこだわっていた人だとも思います。かっこいいとは私も思うのですが、天下を取った大名がえげつないことを繰り返す中、こんな形で大名やっていたこの人はかなり変わり者ではあるのでは。まあ、私は3人の中だとこの人がいいですけど







4位:豊臣秀吉の下で働きたい!
→心理的負担が激しいと思われる

驚異的な運とその人たらしの才能で天下人まで上り詰めた秀吉。太閤立志伝の主人公でもあります。確かにこの人の人を見抜く力はすさまじいものがあり、数々の武将を才を見抜き登用してきた実績は存在しますが、その点無茶な仕事ばかり引き受けてきた実績もあります。となるとその仕事は実に地獄で、命を落としかねない作戦も度々・・・しかもこの人の得意とする攻城戦は「兵糧攻め」という「相手が餓死して降伏するのを待つ」おそろしい戦法ですので攻撃側といえど心理的な負担は大きそう。





5位:武田信玄
→ツッコミどころが少ないが強いてあげるなら運が悪いと思う


正直、信玄にはあんまり穴が見つからず上司にしてもいいような気もするのですがこの人は本当に「運が悪い」です。川中島の戦いで弟含む有力家臣を一気に失うという不運を重ね、最後には意を決して京都へ上洛を狙い、途中で本人が病死するというめちゃくちゃ運が悪い人じゃないでしょうか。
 まあ本人も親を追放していたりとなかなか狡猾な所はあるのですが、政治では制度を確立しまくるような人なので有能であることはまちがいありません。







最後に

 別に今回、戦国武将の悪口を書きたくなったわけではないのです。そのかわり私は「信長の上司だけは嫌だ」と思ったので書いてみることにしました。偏見や主観が入りまくりの記事ですが、そこは軽い気持ちでよろしくお願い致します。
ちなみに自分が上司にしたいのは・・・・豊臣秀長かなあ・・・
robustar


8 件のコメント:

  1. 5位の武田信玄に対するコメントが悪口になってないのは、
    逆に、悪口を書けるほどキャラが立っていないという悪口になってるみたい。
    ついでにいうと、敷いてあげないで。

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  2. どんな人間にも良いところと悪いところがあるが
    悪いところを可能な限り意識させないのが情報戦略
    本人が望んだ情報戦略とは限らないが、上手く行ってるってことかも?

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  3. 信長を上司にしたい、というより信長みたいになりたいのかもしれません。

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  4. じゃあ信長の部下はなんで着いていったんだ話になってしまうんですが
    大きな事業をしている充実感とかカリスマ性は無視なんすかね
    部下に夢を見させるのもリーダーの資質かと

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  5. 明智が最後に討ち取ったでしょ
    部下ですら信長の横暴に付き合いきれなくなったということ

    上杉謙信は人身売買をやってた人間ですよ、ブラック企業みたいなもんじゃないですか

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  6. 今だと信長が1位になるのはおかしい気がするな
    それこそ乱世じゃないし

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  7. 確かに晩年は謀反未遂が多かったけどそれ以上に信奉してた部下も多かったわけで
    秀吉とねねの夫婦げんかの仲裁したりと面倒見も良さそうな上司だと思うんですよ
    ただ天下統一って事業が絡むと冷徹だったようですが・・・

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  8. 普通の人は戦国武将なんてこの5人プラス伊達政宗くらいしか思い浮かばないから仕方ない

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