2013年10月3日木曜日

蟹声春秋


夏が終わり、季節は秋へ。
天高く馬肥ゆる秋。
そんな秋も夏の暑さを残していた9月が終わり、気づけば10月。

秋になり、比較的過ごしやすい気候になり旅行でも行こうか。と考えている方々もいるのではないだろうか。
僕もそんなひとりなのだが、如何せん休みが無い。
有給休暇を当たり前のように使えるのなら使いたい。
そして石川や富山辺りへ行き、慌ただしい日常から解放されたいと頭のなかで無意味な計画をいつも仕事中に描いている。

旅行といえば「名物料理」「ランドマーク」などを思い浮かべるかと思うが、
僕はその土地その土地の言葉、『方言』に重点をおいて旅行を楽しむ。
もちろん観光名所や名物料理も楽しく美味しくいただくのだが、言葉の、方言の不思議さ美しさには敵わない。


僕は西日本の人間だが、大阪で仕事をしていた頃、初めて『放る』という方言に出会った。
「涼風くん、それ放って。」と会社の人間に言われ、僕は言われるがまま手に持っていたチェック済の資料、言うなればゴミを投げた。
すると、「や、ちゃうで。放って!」と。
僕は再度、投げ捨てた資料(ゴミ)を手に持ち、投球フォームに入った。
「ごめん。それ''捨てて''くれる?」と笑顔で言われたことがある。
僕にとってはそれが衝撃だった。もちろん僕の地元にも方言があり、地元の人間にしか伝わらない言葉が存在する。
しかし自分がそれに出会う側になった時、それはすごく新鮮で同時に不思議な気持ちになったのだ。

同じ日本に住んでおり、同じ日本語という言語を使っているにも関わらず、伝わらない言葉が存在しているという不思議さ。
これは僕を一瞬で虜にさせた。


この出来事から、僕は県外へ出張や旅行などで出かけた場合、必ず現地の人間と会話するようにしている。
知ることの出来なかった意味やイントネーションを実際に聴く面白さがたまらないのだ。
記事を読んでくださっている読者の皆さんも、ひとりひとり出身地、使っている方言というのは異なっているだろう。
それはその土地の歴史が詰まっているもの。という考えなので是非そのままで大事に使っていただきたい。

みなさんも、国内旅行へ出掛けた際には現地の言葉に耳を傾けてもらいたい。
その土地をもっと楽しめるひとつの要素だと思う。
そして地元に帰って『~はこういう意味なんだよ。」なんてドヤ顔で語っていただきたい。
興味関心を持つ人も居るだろう。そしてその土地へ行ってみたい。と思うようになるかもしれない。
地方をPRするのは何も出身者やその地方の行政だけではない。
どこの誰でもPRできるのだ。

来月県外へ行く予定がある僕だが、馴染みのある街なので少しばかり新鮮味に欠けるが
出会う人たちは他県の人間も居るだろうから今からそれが楽しみで仕方ない。

7 件のコメント:

  1. 昔大阪弁の先生がいてよくゴミ放れやーって言ってましたね

    返信削除
  2. 「捨てる」の方言はあるあるですね。
    うちの地方だと「ほかる」が一番多いです。
    他にも「ぶっちゃる」とか色々ありますよね。
    色んなところで聞いたり目にするからすっかり全部覚えてしまった。

    返信削除
  3. ゴミを「投げといてー」とよくいいます。

    返信削除
  4. 放るって方言だったのか
    ちなみに西日本だけど関西ではない

    返信削除
  5. NHKが昨今の「twitter炎上」について、まとめサイト問題を取り上げてたんで来てみました。
    検索掛けたら、早速アフィブロが擁護自演レスと問題すり替えレス、NHKや民放の批判レスだけを取り上げてて酷過ぎてお話になりませんよ。
    既存のニュースサイトですらまとめサイト批判が2chでも起きていると書いているのに。
    中には「お金とってないから問題ない」「まとめサイトの方が読みやすい」とかもう・・・・。

    返信削除
  6. 2ちゃんもかなり紐付きコメントが
    あるでしょう
    まとめブログはほぼ全て雇われ※さん
    会話してみて記事の内容と関係無い
    から他の場所に移動しましょうと
    誘ってもアフィブログ以外では
    コメントする事はありません。
    暴露話がどうして出て来ないか?
    一つの推論を思い付きました。
    私の話も記事とは関係無いですね?
    此方の読者の雑談スレとかありますか?

    返信削除
  7. 外国人かな?

    返信削除