ネットでのコミュニティ（信者という概念）について考えよう

　現実でも宗教と信者というのは消えることがありませんが、ネットでは歌い手（）につく信者だったり、よく私のいるゲハでもハード信者というわけのわからない存在が居たりします。特に外に被害がない場合はまったく宗教というのは害が無いものだと思います。むしろメリットもあるのです。単にサッカーのサポーターや野球ファン等も信者と言ってしまっていいかもしれません。そう意味では人間必ずどこかに信仰という部分はあるんだと考えています。
　ただ攻撃的に他所に攻撃する信仰というのは危険視されるもので、実際の社会でもそういう事件はあったりしますね。
今回はネットの信者について色々書いてみたりします。




そもそもなぜ信者が出る？

 広辞苑にも載っていますし、私もそう思うのですが、信仰というのは神聖的なものを信じることに寄って一種の心の安心を得ようとする社会的現象だと思います。
ですから宗教・信仰は心の安心を得るために形成する一種のコミュニティでしょう。ただこれが悪いことだとは私は思いません。人間がコミュニティを形成するのはふつうのコトですし、そのコミュニティが思わぬ力を発揮して、新たなものを生み出すということも歴史上ではあります。
ただ、信者というのは一歩間違えるとベクトルがあらぬ方向に向くものなのかなと思います。
　ネットでよく見るのは先程も述べたニコニコ放送で放送している人に付く信者、声優信者、特定のアニメ信者、ゲーム信者など多岐にわたります。ここに神聖的なものはなくて、現代日本ではより俗世的なものに結びついている傾向はありますね。






メリット・デメリット


メリット 
 
・歴史的に一番大きな力になり得るコミュニティであります。 実際一番大きい規模を作るには一番。もしかしたら運命的な出会いがあるかもしれません。

・本質的に属するというのは心の安心につながります。現代は「孤独な群衆」と呼ばれるほどつながりが希薄な世界ですので結びつきは大事です。Twitterが普及するのもこのコミュニティが現代のコミュニティ形成の1つだからかもしれません



デメリット
 
・1つのコミュニティにのめりこみすぎると非常に意見が偏ってしまいがちです。特に言葉巧みに思想をうまく操る人もいますので、知らぬ間に周りから見るとツッコミが入るようになってしまう可能性もあるのです。

・非常に結びつきが強いコミュニティなのでビジネスに使われる場合もあります。（信者商法等）

・人をカテコライズしてしまいがちです。レッテルを貼ってそれ以上考えなくてもコミュニティが守ってくれるという安心は得れるかもしれませんが、それだけでは本当に偏るのでますます内にこもってしまうおそれだってあります。




　とりあえず何が書きたいのかわからなくなってきましたが、根本的には人はかならずどこかに属さないと生きていけないものであることは間違いありません。私もアンチアフィ活動が宗教と批判されるのはコミュニティ色が強いからだと分析しています。別にそのことに関しては特に問題視していませんが、そう思う人もいるのだという自覚は必要かなと思います。
　私もアフィブログ＝全て悪いに陥ってしまうと非常に危ないので、具体的に悪いところを指摘しつづけるのが自分のためになるのではと思います。
　でもこれは本当に難しいので、間違っていることは間違っていると他の方から批判してもらえると凄く助かります。人間、簡単にレッテルを貼って考えることを止めてしまいがちですが一歩踏みとどまって考えてみるのも必要なのではないでしょうか。