2013年3月24日日曜日

岩倉千尋のフォント教室【新聞編】

モリサワ タカハンドL

皆様こんにちは、岩倉千尋です。
今回の記事のテーマは「フォント」
新聞やテレビ、雑誌など至る所に利用されているフォントですが、一つ一つ注目してみると様々な工夫がされていることにお気づきでしょうか。
今回はそんなフォントの世界を紹介してみようと思います。

色合いが地味な詳細は続きから。


*記事の内容が間違えていたので一部修正しました
それに伴いファイルの中身も変更しましたので改めてDLしてください




読売新聞、毎日新聞、朝日新聞など、大手新聞社は基本的に自社専用のフォントを作っています。
今回は毎日新聞を例にして紹介します。

・毎日新聞明朝http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily038.html



サンプル


毎日新聞明朝は毎日新聞が本文に使うために開発したフォントです。
一般的な明朝よりも全体的に大きく、読みやすく作られています。


(上が毎日明朝、下が一般的な明朝)

 このフォント自体は正体で設計されており、新聞同様にするには80%ほど平体をかけるそうです。
小さくても読みやすい




・毎日新聞ゴシックhttp://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily039.html


毎日新聞社が新聞見出し用に開発したゴシック体です。
大ぶりで可読性がよいので、新聞や広報紙の小見出し、中見出し、記事のアクセントなどに最適です。

(上が毎日ゴシック、下が一般的なゴシック)



これを上記の毎日新聞明朝と組み合わせると…


 デデ


一気に新聞っぽくなりましたね。
ここで、毎日新聞と地方紙を比べてみると…

新聞明朝(イワタ)を使用

比べてみると違いがハッキリ分かると思います。
やはり独自のフォントにこだわってる分、見易さや文字の印象もちゃんと研究しているみたいですね。

ちなみに地方紙などが利用している新聞明朝は、株式会社イワタが販売しているので是非お買い求めください。(http://www.iwatafont.co.jp/ud/bg_ud_news_min.html

今回作ったものをアウトライン化したaiファイルと画像をセットにしましたので、もし何かの参考になれば幸いです。
何か質問や意見があればお気軽にコメント欄へどうぞ。 
次回は 岩倉千尋のフォント教室【企業編】です、おたのしみみ!

10 件のコメント:

  1. おぉ、新聞の再現すげぇ

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  2. 専用のフォントなんてあるのか
    新聞は確かに読みやすくなってるな

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  3. 平体の潰し方が違います。縦長にするのではなく、横長が正解です。あと、毎日新聞ゴシックは中見出し・小見出しあたりに使うようなウェイトだと思います。上のスクリーンショットのような大見出しにはもっとウェイトの大きい字体を使っているかと。

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    1. こまけぇこたぁいいんだよ!

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    2. いいわけねえだろボケが!

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    3. こまけぇこたぁいいんだよ!

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  4. 誌面の画像で紹介されている「カニコ・パートナーズロボット」

    KANIKO購入したいわ。

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  5. 画像クリック推奨やな
    ほんとに文字が綺麗

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  6. 長髪黒髪眼鏡っ娘はスルーしたほうがいいんですか

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