転載可な2ちゃんねるコピーサイト、おーぷん2ちゃんねるの問題点を探る。

どうも、記者のMalbezaです。
近頃、2chが全面転載禁止になりましたが、
今回は、それと完全に真逆を行く掲示板、
おーぷん2ちゃんねるについて書いてみようと思います。

・おーぷん2ちゃんねるって何？

http://open2ch.net/

■おーぷん2ちゃんねるって？

おーぷん2ちゃんねるは転載自由な２ちゃんねる風掲示板ですよ。。。

 …とのこと
予告inなどで知られる矢野さとる氏が作った、
転載自由の2chのコピーサイトといったところでしょうか。

どうやら2012年6月7日に開設してたらしいですが、
これはもろに、5大まとめブログへ転載禁止の警告が出た
2012年6月4日の出来事を受けて、開設したのでしょう。

矢野氏は過去にhttp://2ch2.net/というこれまた2chのコピーサイトを作っており、
騒動に乗っかって2chに代わるようなサイトを運営したいという野心が伺えます。

・おーぷん2ちゃんねるの狙い

現在、投稿が全面転載禁止の、本家2ちゃんねるとは違い、

おーぷん2chは、転載自由を掲げてる掲示板です。

まとめブログとの直接の関係性はわかりませんが、
転載禁止騒動を受けてできた流れを見るに、
2chまとめブログの引用元になるような、
まとめ側を支持するような掲示板を目指してるのでしょうか。

・実態

実際どの程度賑わってるのかというと、

本家2ちゃんねる投稿数
http://stats.2ch.net/suzume.cgi
おーぷん2ちゃんねる投稿数
http://open2ch.net/dev/toukei.cgi

もはや比べるのもおこがましいくらい投稿数の差は歴然で
本家2chは473001に対し、おーぷん2chは13279と約36倍も違います。
（2014/3/23記事執筆時現在）

どのくらい賑わってるかというより、どのくらい過疎ってるかみたいな現状なようです…。
本家2chで、一部涙ぐましい宣伝活動をしているようですが、
こういった数字を見ると、おーぷん2ちゃんねるに移住してる人間は、
ぶっちゃけ皆無に等しいんじゃないかとと思われます。

・問題点

・コピーサイト

お絵かき機能など一部独自要素もあるようですが、
基本的に、見た目やカテゴリーや板など2ちゃんねるのコピーとして成り立ってます。
（律儀に嫌儲板まであって筆者は苦笑いしました）
プライドは無いのでしょうか。

※3/24追記
筆者の不勉強故、2chもあめぞう掲示板の避難所という跡目めいたものがあれど
（あめぞう氏には断られたみたいですが）
スレッドフロート形式のコピーサイトに過ぎない事や、
むしろそれを受け入れている事がわかったため、
この批判は筋違いなので、訂正しておきます。

 ・まとめブログ支援

一応、投稿の著作権を放棄する旨のお膳立てはちゃんとされてはいるので、

サイトそのものの直接の問題性は見当たりませんが、

昨今の転載禁止騒動で、問題点が認知され始めている、

2chまとめブログを支援するようなサイトです。

少なくとも転載禁止に投票した2ちゃんねらーや、

まとめブログを嫌う人には、不愉快なサイトだと思います。

・スレおよびレスロンダリングの温床になるのでは？

本家2chは転載禁止であり、それをまとめていたまとめブログは苦虫を噛み潰した状態でしょうが。

こういう場所があるなら一旦ここに転載して、

ワンクッション置いて転載してしまう抜け道になると思います。

せっかく全面転載禁止になっても、このようなサイトがあるならば意味がありません。

感想（※3/24修正）

以上、いろいろ書きましたが、
筆者として、現状のおーぷん2ちゃんねる対しては、
サイトそのもの直接的な問題点は見当たらないし、
2ちゃんに対抗して、建設的にコンテンツを作り上げようという姿勢は買いますけども、
所詮、二番煎じのコピーサイトに過ぎないという印象しかありません。

でもまあ、本家2ちゃんねるも元をたどれば、あめぞうのコピーサイトに過ぎなかったわけですが、
それでもあめぞうの二番煎じとして消えずに、今なお健在なのは、
ひろゆき氏の誹謗中傷に対する厚顔無恥さや、炎上コンテンツによる集客や、
奇跡的なサーバーの維持や、協力者に恵まれる等、運の良さ諸々があったためだと思うのです。

なので、おーぷん2ちゃんねるも、数多の2ch亜種に埋もれずに繁栄していくには
独自性の根幹である、転載自由という部分、
まとめブログの引用元への集客力めいたものが、本当にあるとすれば、
とりあえず人集めという課題は、クリアできるかもしれません。

現在の惨状を見るに、2012年当時はその部分は不発に終わったようですが、

今回の全面転載禁止が追い風になるのかどうか、お手並み拝見といったところです。