2013年8月26日月曜日

蟹声春秋



 今年の夏は記録的猛暑に見舞われた日本列島。
同時に記録的豪雨にも見舞われた。雨降って地固まる以上に、すべてのものを自然のチカラで
何もかも飲み込み、流し、各地に致命的ともいえる傷跡を残した。
この豪雨災害での被害からの復旧は時間が掛かる。
路線の復旧などは1年から2年も要す。


 昨日、2ちゃんねる(以後2ch)において有料である●(2chビューア)の購入者の情報が漏洩する事件が起こった。
この2chビューアとは、過去のログを見たり規制されているプロバイダから2chに書き込めるといったものだ。
主にクレジットカード精算になるため、カード番号やカードの名義、登録時の住所や電話番号が流出してしまったとみていい。
購入しているユーザーはカードを停止するなりの対処を行っていただきたい。

 一般ユーザーには気毒な出来事になってしまったが、不謹慎ながら僕個人としては願ってもいないチャンスである。
なぜならば、企業の、アフィの情報を見つけることが出来た時、それは企業が、アフィが、ステルスマーケティングを行っていた可能性を示す。
あくまで可能性の話だが、某ゲームブログなどの一つの企業を徹底的に叩くネガキャンや2chスレ内の一企業万歳な偏りを見ると思うところはあるのではないか。

 そしてもう一つ。
転載禁止と言い渡されたブログが流出した情報に載っていた場合、これはスレタイ又はスレ内で誘導していた可能性も出てくる。
そしてそれをソースに記事にし、ブログを観る読者に影響を与えていたのではないか。そう考えることもできる。

 しかしながら現在そういった情報はない。
だが、少なくとも企業が●を買っていたことは間違いない。
これは同時にステルスマーケティングを行っていた可能性がある。
そしてそのステルスマーケティングにまとめアフィブログが噛んでいたとしたら…。
全てはまだ解明していないが、今回の出来事は無視できない、ものすごい勢いを持った激流だということは頭に入れておきたい。

 この大きな激流に飲まれるのがはたして2ch側なのははたまたユーザー側なのか。
今回の出来事を一挙手一投足見守り、何が、どの情報が正しいのか見極めていきたい。
そしてユーザーも流されず、何が正しいのか見極め行動していただきたい。



 この時代、ネットにおいて復興復旧などといったことは難しいかもしれない。
だが、僕らユーザーはただの情報弱者ではない。
一つ一つ、問題に対して真摯に取り組めばいつかあの頃のアングラ臭漂う、皆が皆クソスレに笑う日々を取り戻せるのではないか。そう思う。

4 件のコメント:

  1. オレも同意だな。とにかくアフィブロガー、企業、人権団体、プロ市民、政治活動家、宗教家、マスコミに至るまで、2chの匿名性(あくまで表面上)を利用して、ステマや煽動、叩きを行っていた事実もたくさん出てくると思う(それくらいのことはやってるだろう)。ノーリスクの位置から人のテリトリーを荒らしたり、つけ火して喜ぶような連中は痛いしっぺ返しを喰らえばいい。

    2chは巨大になりすぎたから、管理が行き届かなくなり、無法地帯になってる部分もたくさんあるね。結局、自分の身を守るのは自分しかいないってことで、より一層のリテラシーを求められると思う。今回の出来事は大きな教訓だな。

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  2. 2chの流れを組んでいるニコニコ動画が健全サイト扱いされているのは何故か
    被害を受けているはずの企業が反抗するどころか協力的になっているのは何故か

    そういった余波が出ることにも期待してるが無理だろうな

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    1. 出ることを期待するんじゃなくて
      自分たちで煽っていくんだよ

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    2. 煽ると言うと穏やかではありませんし、
      こちらが完全武装して望まないと揚げ足を取られる可能性もあります。
      外野から徐々に本陣を『炙り出す』くらいが丁度いいかと。
      過度な煽りは危険ですので。

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